HTML5

HTML5のarticle要素の使い方は悩むだけ時間の無駄かもしれない。

どうも初めまして。デザイナーの御代田です。
今回はHTML5のarticle要素について学んでみました。

article要素の出しどころは今だに悩んでしまうのですが、w3cのdocumentを頑張って自分なりに翻訳してみたところ少し答えが見えてきた気がします。

元文

The article element represents a complete, or self-contained, composition in a document, page, application, or site and that is, in principle, independently distributable or reusable, e.g. in syndication. This could be a forum post, a magazine or newspaper article, a blog entry, a user-submitted comment, an interactive widget or gadget, or any other independent item of content.

翻訳

article要素は、ドキュメント、ページ、アプリケーション、サイトにおいて完成された、または全てが揃った構成を表わします。そしてそれは、原則として独立して配信可能あるいは再利用可能です。例えば、シンジケートにおいて。
これは、フォーラム記事、雑誌、新聞記事、ブログエントリー、ユーザーが送ったコメント、インタラクティブなウィジェットやガジェット、またはコンテンツから離れた他の要素に依存していないアイテムで使用できるでしょう。

シンジケートって意味が調べても全然わかりませんでした。FBIが麻薬捜査の際に使っていそうな単語なので、組織のつながり的な意味なんでしょうか。

ポイントは3つの解釈かと思います。

Point1 a complete, or self-contained, compositionの意味

ここは、「完成された、または全てが揃った構成」と訳しました。
日本語に訳せたとして一体何がどうなったら完成なんでしょうかね。。解釈が難しいですね。
とは言え何かを掴まないと前に進めないので、私の場合は家に例えることにしました。
家電製品、バス、トイレ、ネット環境など全て揃ってそこだけで生活出来る部屋。
アパートやマンションの1部屋的なイメージでどうでしょう??
なので、

<h2>新着情報</h2>
<article>
 <a href="">
  <dl>
   <dt>2016.10.13</dt>
   <dd>article要素の使い方</dd>
  </dl>
 </a>
</article>

と言った様な使い方はもしかしたら適していないのかもしれないと思い始めました。
時計とベッドがあれば生活出来るっていう人も世の中にはいるかと思いますが、まぁそれはそれで私の様に独自の解釈で頑張っていただければ。。

Point2 independently distributable or reusableの意味

ここは、「独立して配信可能あるいは再利用可能」と訳しました。
要はarticleの構成要素だけで読み物として成立しているかという意味合いでしょうか。
これはarticle要素だけ<body></body>の中に貼り付けて読み物になるのかというのが一つの判断基準になるのかなと解釈しました。

Point3 independentの意味

これは、「独立した」って訳すと日本語の印象をもろに受けてハマってしまうのですが、そもそもindependentは「依存していない、頼っていない」というイメージの言葉なので、独立した瞬間ではなくてしっかりと独り立ちしている状態を表す言葉になります。
一人暮らししてても親からお金借りてる様ではindependenceしている様でindependentな状態ではないといった感じでしょうか。
なので本文や図表の説明文があって初めて内容が伝わるようなものには適していないというのが理解できました。

最後に

ワーワー色々と勝手な解釈を綴ってきましたが、最後の一文の使用方法例が「This could be a forum post, 〜」で始まっています。
could beです。should be でも would beでもなくcould beです。
使えるかもしれないけど使えないかもしれないよっていう可能性を表す助動詞になっています。つまり、「ブログエントリーだろうがユーザーコメントだろうが使えないこともあるよ」っていう意味を含んだ文章になっています。

結局のところ、原則ですらその程度で制約ではないんだなぁと。。
ということでarticle要素の使い方に悩むのは無駄な時間を使うだけなのでもうやめましょう。大事なことは、検索エンジンにarticleとして認識させるという作り手の意思が大事ってことですね。